エコなマイタケ栽培の実現
木質バイオマスの活用
私達はエコなマイタケ栽培の実現に向けいくつかの取り組みをしております。その一つが「木質バイオマス」の活用です。木質バイオマスとは、木材に由来する再生可能な資源のことで、まき、木炭、チップ、ペレットなどの木質バイオマスエネルギーは、森林の適正な管理により持続可能なエネルギーであり、地球温暖化防止や循環型社会づくりにもつながることです。弊社ではマイタケ収穫後の廃菌床をそのまま粉砕機に投入し、栽培袋と廃オガに分離させ、その廃オガをボイラーの燃料として燃やしています。その際に出る熱源を栽培棟の温度や栽培工程で必要な熱源として有効活用しています。
地元温泉熱の活用
2つ目の取り組みは、冬場の暖房対策として温泉熱を活用したマイタケ栽培を行っております。地元の「旧五厘沢温泉」の源泉をそのまま施設内に引き込み暖房として活用することで灯油を使用することなく自然エネルギーできのこをづくりしております。マイタケを育てる発生棟では温泉の源泉をかけ流しで栽培しており、湯気が立ちのぼる幻想的な環境でマイタケもすくすくと育っております。
飲食店で出る廃油回収
3つ目の取り組みは、飲食店や学校給食センターなどで出る廃油(いわゆる使用済み天ぷら油)を回収し、専用の廃油ボイラーで燃焼しております。その際に出る熱源も再利用し作業部屋の温度管理や栽培工程で必要な熱源として活用しております。使える資源を大切にし再利用することでエコでクリーンな生産活動に力を入れていきます。